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玄米でファスティング!体をリセットする方法とは。

 2022/04/07 発芽玄米や玄米の健康ライフ この記事は約 7 分で読めます。
玄米

ファスティングという言葉を聞いたことがありますか?
ファスティングとは簡単に言うと、断食のことです。
断食というと元々は、宗教的行為とされていました。

イスラム教のラマダンの月の何も食べない断食とか、何か過酷なものを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?しかし、近年では、健康法・ダイエット法として注目を集めています。


普段から過食気味に食べていた人にとってはかなり過酷なものかもしれません。そこで、今回は、ファスティングの目的や効果、正しい方法、食べるファスティングについてご紹介します。

酵素ドリンクやみそ汁などの汁物や玄米を利用してファスティングを行い、胃腸を休めることにより、体の不調を改善して健康に過ごすことができるようになります。
ただし、間違ったファスティング法は頭痛や吐き気などの体調不良を及ぼしたり、命に関わることがあるので大変危険です。
ファスティングは2日~3日ぐらいのものから、長いと1~2週間のものまでさまざまです。
ファスティング初心者の場合は、期間が短いものからスタートしてみるのが良いでしょう。

ファスティングの目的

食べながら断食なんて、そもそも断食ではないじゃないか。と思いますよね。
今回ご紹介するのは、完全な断食ではなく、特定のもの以外を口にしない絶食です。

断食は痩せるためにする、と考える方も多くいると思います。しかし本来の目的は、”胃を休めることです。
食べ物が吸収されると、身体は消化活動を活発に行います。このとき消化物が少なければ、消化吸収にかけるエネルギーが少なく済み、余剰エネルギーを、身体の修復に回すことができるのです。
例えば、睡眠が足りていなければ睡眠を促す、老廃物の排出が必要であればデトックスを促す、というように、今の身体に起きている不調を改善しようとするエネルギーが増えるのです。

ダイエット目的ではないものの、デトックスされることで結果的に体重が減ったり、肌が綺麗になったり、といった効果は期待ができます。
胃の敵である冷たいもの、脂っこいもの、砂糖、小麦を避けることで、胃の修復をしましょう。

ファスティングの正しいやり方とは?

ファスティングには4つのステップがありますので、必ずその段階を踏んで行っていきましょう。
準備食、ファスティング期間、回復食、準回復食の4段階に分かれています。
それぞれの期間で何を食べればよいのか、また逆に何を食べてはいけないのかに注意しながら、安心安全なファスティングを行っていきましょう。

①準備食とは?

ファスティングの準備食期間では、糖質を制限することと、腸内環境を整えることの2つがとても重要になってきます。
準備食として、納豆やぬか漬けなどの発酵食品、大豆や海藻、ゴボウやレンコンなどの食物繊維が多い食品、豆腐などの大豆製品、ごま、キノコ類、イモ類などを良く摂るようにしましょう。

その反対に肉や魚、乳製品などの動物性たんぱく質、揚げ物、お菓子、アルコール、コーヒーなどのカフェインが入った飲み物は全て避けましょう。
食べ物ではないですが、喫煙やサプリメントの飲用も辞めてくださいね。

②ファスティング期間とは?

ファスティング期間は、固形物を一切食べないで、発酵ドリンクや酵素ドリンクのみで1日に必要な最低限の栄養素を補います
ファスティング効果を高めるためには、湯船に浸かることを習慣づけてくださいね。
また、ヨガやストレッチ、少し早歩きのウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、深呼吸を深く行うことなども大変効果的です。

③回復食や準回復食とは?

ファスティングの回復食の期間はとても重要な期間です。
ファスティングで胃腸が休まっている状態なので、急に食べ物(固形物)を入れてしまわないようにしましょう。
まずは胃腸に負担をかけない食事を行い、徐々に通常の食事に戻していくことが大切なのです。
準備食同様に、発酵食品や食物繊維をたくさん含んだ食品を中心の食事にしていきましょう。
両方とも腸内で善玉菌のエサになるので、善玉菌をどんどん増やし、さらに腸内環境を整えてくれること間違いなしです。
発芽玄米や雑穀米、野菜などの組み合わせは大変おすすめです。
始めは野菜などの汁物から慣らしていくのも良い方法です。

ファスティングの期間は、プログラムによって様々ですが、3〜10日が基本です。
ファスティング期間が終わっだ直後、急に今まで食べていたのと全く違うものを食べては、胃がびっくりしてしまいます。

そこで、ファスティング明け初日は、一般的にお粥を食べることが推奨されています
それからは、揚げ物やお酒を避けながら、徐々に通常の食事に戻していきます。

せっかく終わったのに好きなものを食べられないの?と思うかもしれませんが、ファスティングをした直後は、胃に優しいものを食べることが心地よく感じますので、急に脂っこいものなどを欲することも、少ないでしょう。

ファスティングの効果とは?

ファスティングをすることにより、腸内環境を整えてくれるので、便秘解消が望めます。
腸内環境が整うと、老廃物や有害物質を排出しやすくなるので、ダイエットや髪や爪、肌などの見た目にも大きな影響が表れます。
まずは短い期間のものから始めて、体の不調を取り除いていきましょう!

先ほど、ファスティングをすることで、胃を休める、とお伝えしました。ではその結果、具体的にどのような身体の変化があるのでしょうか。

胃が綺麗な状態だと、老廃物が体外に排出されやすい状態です。血液を通って栄養も全身にまわりやすくなっています。すると、

  • 肌が綺麗になり化粧ノリが良い
  • 髪の毛にツヤがでる
  • 便秘が解消される


などと言った、嬉しい効果が現れます。

食べながらこのような効果が出るのは、とても嬉しいですよね。

玄米を使った食べるファスティングの方法

食べないファスティングやダイエットは続かない。ぽっこりお腹を解消したい。ハードな運動はしたくない。こんな人には、玄米を食べるファスティングがおすすめです。

玄米は、ファスティングに適した食材と言え、食物繊維、ビタミンやミネラルなどの栄養素を多く含んでいるので、少量でもかなりの栄養素を摂ることができるからです。

準備食、回復食、準回復食で玄米を食べるとベストです。

玄米を使ったファスティングのやり方は至ってシンプル。毎日3食のご飯を、玄米とみそ汁のみにします。全く食べないファスティングとは違って、3食摂ることができるので、始めやすいですよね。

お茶碗一杯の玄米と、一杯のみそ汁を、時間をかけて食べましょう。みそ汁は具なしか、糖分のない野菜のみにしましょう。季節のお野菜は特に、積極的に取り入れると良いでしょう。
あおさのみそ汁も、手軽に作ることができ、血液をサラサラにしてくれる性質もあるのでオススメです。
具なしみそ汁の場合は、胃の敵としてご紹介した4つの特徴を避ければ、常備おかずなどを少量食べることも可能です。

ファスティングに玄米を使う理由は、完全食であり、ビタミンやミネラルが豊富で、食物繊維は白米の7〜8倍程もあるためです。身体に良く、高いデトックス効果もあります。

また、普段の食事で満腹感が得にくい人でも、玄米は30回~50回ぐらい良く噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されるので、少量でもお腹を満たすことが可能です。
辛い思いをしないで継続できるので、玄米を使ったファスティングにチャレンジしてみてください!

まとめ

玄米をどのようにファスティングに使えば良いか、分かりましたか?
玄米を利用したファスティングは空腹感を感じさせないので、腸内環境の改善、ダイエット、美肌効果などの目的に合わせて活用できます。

食べないファスティングよりも、食べるファスティングの方が、始めるハードルはかなり低いのではないでしょうか。
とはいえ感じ方には個人差があります。胃や身体の調子が悪いかも?と感じたらすぐにファスティングを中止しましょう。何よりも、無理なく行うことが大切です。

ぜひ、無理なくファスティングをして、綺麗な胃に整えましょう。

ファスティングをすると、食べ物への感謝の気持ちが高まったり、精神的にも安定すると言われています。
色々な意味でファスティングは、今までの考えを変えてくれるような良い経験ができるはずですよ!

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