同じ玄米でも白米のように食べやすい!?寝かせ玄米でより美味しく健康に!
寝かせ玄米とは?
最近、健康志向の人が増え、玄米食がブームとなっています。
玄米と野菜を主食にしたマクロビオテックなどが流行っていますね!
玄米とは、白米に精米する前段階のもみ殻がついた状態のことです。
そのもみ殻の中には胚芽や糠層など、栄養成分が豊富に含まれているのです。
しかし、白米に慣れている私たちにとって、いきなり玄米食に変えるにはハードルが高いのです。
なぜなら、玄米には特有の玄米臭があり、さらに食感が良くない、パサつきがあって食べにくい、味が白米のように美味しくないなどの問題があるからです。
一方、寝かせ玄米はモチモチした食感で、白米のように少し甘みがあって大変食べやすい玄米なのです。
栄養豊富の寝かせ玄米とその働きとは?
寝かせ玄米は玄米と小豆から作るので、両方の栄養素を一気に摂ることができます。
玄米には、食物繊維、ビタミン、ミネラル、GABAなどの必須アミノ酸が含まれています。
食物繊維には腸内環境を整え、便秘解消、デトックスによるアンチエイジング効果、ダイエット効果、美肌効果などがあります。
ビタミンやミネラルは糖質、脂質、たんぱく質などの分解や合成を補助し、私たちの体を健康に保つ働きをしてくれます。
さらに、血流を良くする、骨を強くする、免疫力や代謝アップなどの働きもあります。
GABAには自律神経を鎮静させる作用があるので、ストレスを取り除き、精神を安定させて落ち着かせる効果が期待できます。
白米と比較すると、含まれている栄養素の量は歴然です!
小豆にはカテキン、ルチン、アントシアニン、イソフラボンなどの種類のポリフェノールが多く含まれています。
カテキンには、体脂肪や悪玉コレステロールを減らす、抗酸化作用や抗ウイルス作用があります。
ルチンには、毛細血管を強化して丈夫にする働きがあります。
アントシアニンには、カテキンと同じように抗酸化作用があります。
また、目の働きを高め、眼精疲労の予防効果があります。
イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きをし、美肌を保ってくれます。
肌のハリを保つコラーゲンを増やし、細胞の新陳代謝を高めてくれるので、肌のターンオーバーも速くなるのです。
それにより、動脈硬化、高血圧、脳卒中、コレステロールの抑制などの効果が望めます。
寝かせ玄米にすると、それにメラノジンの効果が加わることになります。
メラノジンも抗酸化作用があります。
コレステロール値を低下させ、血糖値を正常に維持してくれます。
それに伴い、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病を防いでくれます。
メラノジンも食物繊維のように、腸内環境を整える働きがあります。
こうしてみると、寝かせ玄米を食べるだけで、かなりの栄養素がとれることが分かりますね!
それでは、寝かせ玄米の作り方についてご紹介していきます。
寝かせ玄米の作り方とは?
寝かせ玄米の作り方は簡単で、誰にでも手軽に作ることができます。
圧力鍋でも通常の炊飯器でも大丈夫ですが、圧力鍋の方がモチモチ感が変わります。
まず、玄米に小豆を何回か洗い、ざるにあげます。
次に、ボウルに玄米と小豆と水を分量分だけ入れて、泡だて器で少しの間かき回しておきます。
そのまま1時間くらい、浸水させてから、分量の塩を入れて炊飯します。
夏は腐りやすいので、浸水したままラップ等をかけて、冷蔵庫に入れてくださいね。
白米と比較すると、玄米は吸水しにくい性質を持っているので、しっかり浸水させてから炊くのが寝かせ玄米を美味しく作るコツでもあります。
そのまま約3日~4日ぐらい放置して、保温しておけば出来上がります。
1日1回しゃもじで良くかき混ぜると、空気が入るのでよりふっくらして食べやすくなります。
出来上がりの見た目は、お赤飯みたいな感じになります。
難しい作業は何1つありませんので、是非やってみてくださいね!
まとめ
寝かせ玄米にはたくさんの栄養素を含んでいるので、食べるだけで体の中から健康に美しくなれそうですね!
美容に病気予防に大活躍の寝かせ玄米は、普通の玄米よりもかなり食べやすくなります。
あまり手間をかけずに手軽に作ることができるのも魅力の1つです。
継続して食べることに大変効果がありますから、是非試してみて、寝かせ玄米の効果を実感してくださいね!