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便秘の原因は?隠れた原因を究明!玄米の便秘解消パワー

発芽玄米や玄米の健康ライフ この記事は約 9 分で読めます。
腹痛

意外と多くの人が悩んでいる便秘。
「お通じに関して悩んだことないよ!」という人の方が少ないのではないでしょうか。便秘とは「一定期間便が出ない状態のこと」を言いますが、一定期間については人それぞれ。1日出ないと苦しい、という人や、5日出なくても大丈夫、という人もいます。
便秘の状態が続くと、下記のような症状が出てきます。
  お腹が張って苦しい
  おならが続く
  吹き出物などの皮膚トラブルが出てくる

便秘に効く薬もありますが、できれば薬には頼らず便秘にならないよう生活したいですよね。
そこでこの記事では、
  便秘の原因5つ
  隠れた原因2つ
  便秘の種類とそれぞれの原因
  便秘は女性の方が多い?
について詳しく紹介していきます。

便秘はそのほとんどが日常生活に原因があるものなので、毎日の生活を整えていきましょう!

便秘の原因5つ

便意を我慢してしまう

便意があった時にすぐにトイレに行かないと、便意は消えてしまい腸の動きも止まってしまいます。忙しい、恥ずかしいなどの理由ですぐにトイレに行けないことが続くと、便意を感じなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
便意を感じたらすぐにトイレに行く習慣をつけましょう。

腹筋の力が弱い

便を外に押し出すには、腹筋の力が必要です。
腹筋の力が弱いことが原因で、便秘になってしまうことがあります。
日頃からの運動も大切ですが、特に腹筋を鍛えると便秘解消に効果的です。

ストレスをいつも感じている

自律神経の働きが乱れることで便秘につながることもあります。
仕事や人間関係など、日常生活でいつもストレスを感じていると自律神経が乱れてしまいます。仕事が忙しくても、寝る前などにリラックスできる環境を持つのも効果的です。


例えば、
・ゆっくりお風呂に入る
・シャワーやお風呂の後にマッサージをする
・好きな音楽や香りを楽しむ
など、自分がリラックスできる方法を探してみましょう。

食生活の乱れ・食物繊維を摂っていない

夜間にドカ食いをする、外食ばかりするなど食生活の乱れも便秘の原因になります。特に食物繊維は便通には欠かせないものなので、食物繊維を多く含む食品を意識的に摂るようにしましょう


食物繊維を多く含む食品はこちら。
 ・穀類:玄米、胚芽米、とうもろこし
 ・豆類:大豆、あずき、納豆、おから
 ・いも類:さつまいも、里いも、こんにゃく
 ・野菜:ごぼう、ふき、セロリ、アスパラガス、キャベツ、白菜
 ・果物:みかん、グレープフルーツ、バナナ
 ・きのこ類:しいたけ、しめじ、えのき
 ・海藻類:わかめ、寒天、ところ天

水分をあまり取らない

水分摂取は便秘解消に役立ちますが、水分だけ摂ってもあまり効果はありません。食物繊維を一緒に摂るとその効果を発揮してくれます。
毎日、意識して水分と食物繊維を摂るようにしましょう

隠れた原因2つ

上記で紹介した原因の他に、隠れた原因もあります。

それがこちら。
服用している薬剤の副作用
抗コリン作用剤(パーキンソン病治療剤、抗うつ剤など)、がん疼痛に対する麻薬、制酸剤、カルシウム剤などを服用している場合、副作用として便秘になる場合があります。
(参照:https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3531.html)
全身性疾患がある場合
糖尿病などの疾患を持っている場合、それが原因で便秘の症状が出ることがあります。

便秘の種類とそれぞれの原因

便秘の種類は大きく分けると、下記の3つに分けられます。
それぞれの原因と一緒に紹介します。

弛緩性便秘

便秘の中でも多く見られる「弛緩性便秘」。特に女性や高齢者に多く見られます。大腸の運動が低下するために便が長くとどまり、水分がどんどん吸収されて便が硬くなってしまいます。お腹が張る、食欲不振、肌荒れなどの症状が出ることも。「運動不足、水分・食物繊維不足、腹筋の力が弱い」ことなどが原因で 起こります。

けいれん性便秘

大腸が緊張しすぎてしまうことで起こる「けいれん性便秘」。
便がうまく運ばれないために、小さなコロコロとした便が出ます。
便秘と下痢を繰り返す場合があり、食後に腹痛が起こることも。
ストレスや環境の変化」が原因で起こります。

直腸性便秘

寝たきりや便意を我慢することが多い人に起こる「直腸性便秘」。便が直腸に 運ばれても排便反射が起こらず、うまく排便できなくなってしまいます。

※その他、以下のような便秘もあります。
 小腸・大腸など消化管の通過障害が原因で起こる便秘。
 これは大腸の炎症やがん、腸管癒着が原因になっていることが多い便秘です。
 血便、嘔吐、激しい腹痛がある場合はすぐに病院に行きましょう。

便秘は女性の方が多い?

一般的に、男性よりも女性の方が便秘で悩んでいる人が多いようです。
それには、身体的・精神的理由や女性ホルモンも関係しているのです。
ここでは、女性の方が便秘になりやすい原因をまとめてみました。
 女性の方が腹筋の力が弱く、便を外に送り出す力が弱い場合が多い
 体に水分や塩分をため込むようにする「黄体ホルモン」のため、便の水分が 吸収されて便が硬くなりやすい
 ダイエットにより食物繊維や水分が不足し、便が硬くなってしまう
 外でトイレに行くのが恥ずかしい、などの理由から便意を我慢してしまうことが多い
以上の事柄に気をつければ、女性でも便秘になりにくくなるのではないでしょうか。


例えば、以下の事に気をつけてみましょう。
・腹筋を鍛える
・食物繊維や水分を意識してとる
・外でも便意があれば我慢せずトイレに行く
 (匂いが気になる場合は、携帯用の消臭剤を持ち歩くといいですね!) 

玄米のもつ便秘解消パワー 腸がすっきり身体もスッキリ

健康志向ブームのいま。SNSで料理をアップする人の写真を見ても、ご飯を玄米にしている人、結構いますよね。

”なんとなく玄米は身体に良さそう”というイメージはあっても、本当に白米よりも優れているのか。どのように優れているのか、知っていますか?

玄米には、食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消をはじめとした、身体にうれしい効果がたくさんあります。

今回はその便秘解消効果をはじめとした、玄米が秘めているパワーをご紹介します。

栄養の豊富さ

玄米とは、白米を精白する前の状態です。白米は、収穫した稲の籾殻や胚芽などを取り除き、柔らかく艶やかに炊き上がるのが特徴で、誰でも食べやすいお米です。しかしこの精白(精米)によって取り除かれてしまう部分こそ、栄養価が高いのです。

必要な栄養素が落とされていない状態の玄米は、食物繊維やビタミン、ミネラルを、白米よりもかなり豊富に含みます。

なかでも食物繊維は、白米の約6倍含まれていると言われています。

食物繊維の働き

食物繊維が多いことは、身体にとってどのようないいコトがあるのでしょうか。

食物繊維は、消化・吸収されずに、小腸から大腸まで達する成分です。多くの日本人に不足しており、積極的に摂ることが厚生労働省からも推奨されています。

ヒトの消化酵素では分解されませんが、水に溶けるものと溶けないもの、すなわち水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分類されます。

水溶性食物繊維は生活習慣病予防に

水溶性食物繊維は、水に溶けるとゼリー状になります。小腸での栄養素の吸収速度を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑える役割をします

また、コレステロールを吸着し体外に排出することで、血中のコレステロール値を低下させます。さらに、ナトリウムを排出する効果もあり、高血圧の予防も期待できます

ほかにも、水溶性不溶性に関わらず、食物繊維が豊富な玄米は、良く噛んで食べる必要があります。そのため、肥満の防止になり、糖尿病、脂質異常症、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防効果があるのです。

不溶性食物繊維は腸を整えて便秘解消に

玄米に含まれる食物繊維の多くは、この不溶性食物繊維です。
水に溶けない不溶性食物繊維は、体内に入ると胃や腸で水分を吸収して膨らみ、腸壁を刺激します。その刺激により便意を促し、排便をスムーズにします。

また、有害物質を吸着させて、便と一緒に体外に排出するため、腸を綺麗にしてくれます。便秘というのは、腸内にゴミを溜めているのと同じですので、それをスッキリリセットしてくれるのは、とても嬉しいですよね。
また、腸内を綺麗にすることで、大腸ガンのリスクも低減させることができます。

便秘解消がもたらすさらにいいコト

便秘解消は、お腹がスッキリしてそこで効果終了…ではありません。嬉しいことに、便秘が解消されることによる身体にとって嬉しいコトは、さらに連鎖していきます。

具体的な例を一部ご紹介します。

肌が綺麗になる

栄養は、腸から血液を巡って全身へと届けられます。
しかし腸内環境が悪いと、良い栄養を腸から全身に行き渡らせることができません。

そうなると、肌の新陳代謝も悪くなり、古い肌細胞が残ってしまいます。本来されるはずの肌再生が循環せず、くすんでゴワゴワとした肌になってしまうのです。
さらに、便として排出されない老廃物を肌からも排出しようとすることで、皮脂分泌が過剰に行われ、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

しかし、便秘が解消されることで腸内環境が本来のあるべき状態に整い、正常な働きをすることで新陳代謝も良くなります。一見便秘と肌荒れは関係が無さそうに見えますが、実は直結しているのです。

自律神経が整う

腸内環境が悪いこと、体内に血液がスムーズに回らないことは、体調にも悪影響を及ぼします。便秘は、自律神経の乱れを起こすと言われているのです。

血液が全身に回ることで身体がほぐれて、肩こりや腰痛が改善されます。
頭痛やイライラ、不眠なども、自律神経の乱れからくる症状です。便秘が解消されることで、このようなストレスが軽減されるというのも、意外な関係性ですよね。

玄米でカラダを整える

ここまで、玄米のもつ魅力についてご紹介してきました。

玄米を食べることで便秘が解消・予防され、それにより身体にとって良いことが多くあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

玄米を食べ始めたら健康になったという話は良く耳にしますが、これにはきちんと根拠があるのです。
玄米を食べることにより腸の環境が良くなり、それにより健康の土台が作られ、免疫力が上がります。免疫力が上がると、病気にかかりにくくなったり、疲れにくくなったりと、嬉しいことが多くあります。

ぜひ、あなたも玄米食をはじめ、身体を健康に保ちましょう。

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