むくみやすい食べ物とむくみにくい食べ物
むくみには、様々な原因があります。
長時間同じ姿勢でいることで血液の循環が悪くなったり、生理前でホルモンバランスが崩れたり…。
その中の一つに、食べ物もあります。
食べ物には、むくみやすいものと、むくみにくいものがあり、それぞれ特徴があります。この記事を読んでドキっとした方は、食生活の改善を要するかもしれません。
Contents
むくみやすい食べ物
早速、むくみやすい食べ物をご紹介していきます。
塩分が多いもの
むくみの原因となる成分、それはズバリ、”塩分”です。
近年加工食品の普及が進んだことなどから、日本人の塩分の平均摂取量は、摂取目標量を上回っています。
塩分を過剰に摂ると、体内の塩分濃度を薄めようと、身体の中に水分を溜め込もうとし、排出しづらくなります。ですから、塩分を摂ると体内の水分量が多くなり、むくみの原因となるのです。
お酒を飲んだらむくむ、と言われるのは、お酒に塩分が多く含まれる場合もありますので、間違いではありません。
しかしお酒以上に、一緒に食べるご飯やおつまみに塩分が多く含まれており、それらが主なむくみの原因となっているケースが多いと考えられます。
お酒を飲むとつい、いつもよりも味の濃いものをたくさん食べてしまいがちですが、少し量を控えたり、塩分の少ない料理と一緒に食べたりなど工夫をし、体内の塩分濃度が急上昇しないよう気をつけましょう。
アルコール
アルコールを飲むとむくむと言われる理由は塩分以外にもあります。
アルコールに限らず炭酸飲料やコーヒーなどにも言えることですが、水以外の水分を摂取することで、体内の水分の濃度を一定に保つために、今ある水分も溜め込もうとします。
そうすることで血管が膨張して水分が溢れ出し、むくみとなるのです。
むくみに悩んでいる方は、水分の摂取はできる限り水を多く飲むことがオススメです。
身体を冷やすもの
冷たい食べ物など、身体を冷やすものも、むくみの原因となります。
なぜなら血管が冷えることで、血液の循環が悪くなるからです。滞った血液は例の如く膨張して水が溢れ、むくみとなります。
また、冷たい食べ物を摂取しなくても、普段から冷え性に悩む方は、むくみにも悩んでいる方も多いでしょう。
寝る前はなるべく冷たいものを食べないことや、身体のリンパを流すマッサージをすること、冬場は特に暖かくして寝ることなどが、むくみの解消に繋がります。
むくみにくい食べ物
塩分が多いものやアルコールなどがむくみやすいことは、イメージがあったかもしれません。
しかし、むくみにくい食べ物とは何か、イメージがつきづらいのではないでしょうか。
ここからは、むくみにくい成分の代表例をご紹介します。
カリウムを多く含むもの
カリウムは利尿作用があるので、体内の水分と塩分の排出を促す役割をします。
それだけでなく、カリウムの摂取量を増やすことで脳卒中や血圧低下の防止、骨密度の増加にも効果があるとされ、とても優秀な栄養素です。
カリウムはほとんどの食材に含まれていますが、特に多く含む食べ物には、豆類、魚類、肉類、海藻類、ほうれん草や白菜などの野菜類、里芋やさつまいもなどのいも類、バナナやメロンなどの果物類があります。
クエン酸を含むもの
クエン酸には、代謝を高め、脂肪の燃焼を促進する効果があります。体内の老廃物を分解・排出してくれるので、水分もたまりにくく、むくみにくい身体となります。
クエン酸を多く含む食べ物には、グレープフルーツ、レモン、梅干しなどがあります。
また、これらにはビタミンCも多く含む場合が多く、血行を良くする働きもあるので、むくみ対策にはピッタリです。
クエン酸自体も排出されやすいため、こまめに摂取することが大切ですが、摂りすぎると今度は塩分過多でむくみの原因となってしまう可能性もあるので注意しましょう。
規則正しい生活でむくみに別れを
むくみやすい食べ物、むくみにくい食べ物をご紹介してきました。
残念ながら、必ずしもこれを食べたらむくむ、これを食べたらむくまない、ということではありませんので、食事は、むくみを予防・改善するための一つの手段だとお考えください。
食事だけでなく、運動や睡眠など、バランスよく規則正しい生活をすることを心がけましょう。規則正しい生活は、むくみの解消のみならず、身体全体の調子を良くしてくれます。
ぜひ、生活の中に健康的な食事も取り入れて、むくみの悩みとお別れしましょう!