玄米生活で現代病を予防しましょう!
現代ならではの生活習慣や環境に起因して発症する病気を現代病といいます。
これらの現代病を予防するためには生活習慣の改善が欠かせません。
特に食生活の改善が必須であり、栄養バランスの整った食事が重要です。
そこで今回は、とても栄養価の高い「玄米」の効果を解説しながら、玄米を用いたおすすめの食事法を紹介します。
現代病とは?
現代病とは、都市化や産業化の発展、グローバル化に伴う文化の変化、テクノロジーの進歩による運動習慣の減少など、過去にはなかった「現代ならではの生活習慣や環境」に起因する種々な病気を指して用いられる言葉です。
食の欧米化(高カロリー食やジャンクフードなど)や慢性的な運動不足によって発症する、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も現代病の一種であるといえます。
それだけではなく、経済活動の発展や社会環境の変化によって、現代人は日々大きな精神的ストレスを抱えて生きています。
そのため、精神的なストレスや心理的な要因によって発症する「うつ病や心身症」なども、ある意味では現代病のひとつだと考えられます。
このように、現代病の定義そのものは非常に曖昧なのですが、現代人の生活習慣や社会環境の影響によって、多くの人が心身に不調をきたしていることは間違いありません。
現代病を予防するためには?
とはいえ、科学や医学が進歩した現代では、過去には考えられないほどのQOL(生活の質)が確保できるようになりました。
また、人生100年時代とも言われるように、私達人類の寿命は確実に長くなっています。
たとえ現代病が大きな問題となっていても、総合的に見れば、圧倒的に日々の暮らしは進歩しているはずです。
同様に、現代の科学や知恵を使うことで、「現代病を予防する方法」も徐々にではありますが、発見されつつあります。
そんな現代病を予防する方法のひとつが、食生活(食習慣)の改善です。
生活習慣病の基本
先にも簡単に紹介したように、現代病という言葉には非常に様々な病気が含まれるため、より分かりやすく「生活習慣病」を例にして考えてみましょう。
生活習慣病とはその名の通り、生活習慣によって発症する病気の総称です。
高血圧や高血糖、高コレステロールや動脈硬化などが代表的な生活習慣病であり、これらは食生活、運動習慣、喫煙、飲酒などの日常生活に起因して発症する病気です。
これらの生活習慣病を治療するためには、生活習慣の改善が必須であり、特に食生活には十分な注意が必要です。
生活習慣病対策の食事とは?
生活習慣病を予防するための食事法はとても単純で、「主食・副菜・主菜を上手に組み合わせてバランスよく食べる」というのが基本になります。
いろいろな食品をバランスよく摂取することで多くの生活習慣病を防ぐことができるとも言われているように、食事や栄養素と生活習慣病との関わりは非常に大きいのです。
特に、コンビニ食やジャンクフードなど、脂っこい食事が中心になりがちな現代人は、ビタミンやミネラル(微量元素)などの栄養素や食物繊維が不足しがちになっています。
しかし、これらの栄養素をバランス良く摂取するためには、とても多くの品目の食材を用意する必要があるため、複雑な献立を組まなければなりません。
毎日数種類の食材を用意して、バランスの良い料理を作ることは、時間のない現代人は難しいですよね。
そこでおすすめなのが、「玄米」を利用した食事法です。
玄米の栄養成分
玄米とは精米前のお米のことであり、通常の白米に比べて栄養価が高いということが分かっています。
玄米の成分は水分15.5%、タンパク質6.8%、脂質2.7%、炭水化物73.8%とも言われており、食物繊維は白米の約10倍、ビタミンB1は白米の10倍以上含まれていることが分かっています。
お米は日本人にとって欠かせない主食であるため、毎日食べるという人も多いのではないでしょうか。
玄米を利用した食事法は、通常の白米を玄米におきかえるだけという簡便さが最大のメリットです。
生鮮食品を毎日スーパーに買いに行くのはとても大変ですし、献立を変更して副菜を増やすのも一苦労です。
しかし、毎日のお米を玄米に切り替えるだけなら簡単です。
普段と変わらない献立を組みながら、お米を玄米にするだけで、ビタミンや食物繊維を大幅に増加することが可能です。
これが玄米を用いた食事法のポイントです。
玄米で現代病を予防しましょう!
現代病や生活習慣病は、“良くも悪くも”日々の生活習慣が大きく影響します。
特に食生活が健康面に与える影響は大きく、健康的に長生きするためには食生活の見直しが必須です。
そんな時には、今回紹介した玄米食事法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
玄米健康法は、非常に簡単で効果の高い食事法です。