【玄米健康法】玄米を用いたダイエット方法を解説します。その効果は?
家にこもりがちな生活になると、どうしても運動不足になってしまいますよね。
運動不足になると、太ってしまったり、疲れやすくなってしまったり、場合によっては脳の活動が抑制され、認知機能が低下してしまうと言われています。
このように、運動不足がもたらす悪影響は全身へと広がります。
今回は、そんな運動不足による肥満について解説しながら、玄米を用いた簡単ダイエットについて紹介します。
Contents
ダイエットの基本
まずは運動不足を解消しましょう
ダイエットするという目標のためだけであれば、食事を工夫することで、運動をせずとも痩せることができるかもしれません。
しかし、全身の細胞を健康的に若々しく保つためには、運動が必須であり、「運動不足は美容と健康の大敵」です。
だからこそ、ダイエットを始める際には、食事だけではなく必ず運動を取り入れるようにしましょう。
年齢や体調にもよりますが、運動不足を感じている方は、簡単なウォーキングなどから始めるのがおすすめです。
玄米のカロリーはどのぐらい?
玄米はダイエットに良いとよく言われています。
でも実際、普通の精米されたお米と比べると、さほどカロリーは変わりません。
100gあたりの玄米のカロリーが353kcalなのに対して、精白米は358kcalです。
ダイエットと言えば、カロリー制限をすれば絶対に痩せます。
当たり前の話ですが、摂取カロリーが1日あたりの消費カロリーを上回れば、太ってしまいます。
玄米がダイエット向きの理由とは?
前述のとおり、精白米と玄米は同じぐらいのカロリーですが、含まれている栄養素の量が玄米の方が圧倒的に多いのです。
玄米の栄養素と精白米の栄養素の量を比較してみると、食物繊維は約6倍、マグネシウムは約4.8倍、ビタミンB1も約5倍とかなり多く含まれていることが分かります。
また、精白米のGI値は88で、玄米のGI値は55になります。
GI値が低い食品であればあるほど、血糖値の上昇速度を緩やかにすることができるので、脂肪を溜め込みにくい体を作ることができます。
今は糖質カットの玄米も販売されているので、それだともっと糖質量が少なくなります。
玄米のダイエット効果
先にも述べたように、ダイエットをする際には、簡単な運動でも良いので、食事の改善だけではなく、少しでも体を動かすことが大切です。
玄米を使った「玄米ダイエット」は、普段食べている白米を玄米に変えるだけの簡単ダイエット方法のことです。
白米の代わりに玄米を使ってごはんを炊くだけなので、非常に手軽ですぐにでも始めることができるダイエット方法として注目されています。
また、白米を玄米に変更するだけでダイエット効果を見込むことができるため、過度な食事制限も必要なく、非常に人気のダイエット方法です。
玄米を食べるタイミングは特に決まっていません。
朝食、昼食、夕食どの食事のタイミングでも取り入れることができるので、自分のライフスタイルに合った方法を選択すると良いでしょう。
例えば、朝食にはパンやシリアルを食べているという人は、昼と夜を玄米に置き換えたり、昼や夜は外食が多いという人は、朝だけでも玄米を食べるようにすると良いでしょう。
無理をして、ライフスタイルを崩してしまわないように注意してください。
なぜ玄米は痩せるのか?
①少量でも満足感がある
精白米と比べて玄米は固いので、自然と良く噛んで食べることになります。
咀嚼回数は増えると、顎を鍛えることもでき、さらに少量でも満腹中枢を刺激してくれるので、満足感を得られます。どんどん食べ過ぎて太ってしまうようなことがなくなるのです。
②糖の吸収を緩やかにしてくれる
玄米は低GI食品とも呼ばれ、血糖値の急激な上昇を抑える効果があり、糖の吸収を穏やかにするため、たとえ同じ量の食事をしても、白米よりも太りにくくなる働きが期待できます。
血糖値が急激に上昇すると、体内からはインスリンと呼ばれる物質が放出されます。
インスリンには血糖値の上昇を抑えるという重要な働きがありますが、一方、脂肪を蓄積してしまうというデメリットもあります。
そのため、太りにくい食事をするためには、血糖値の上昇を緩やかにして、インスリンの分泌を抑えることが重要です。
③食物繊維が便秘を解消する
玄米は白米に比べて食物繊維を多く含んでいます。
痩せたいからと言って、無理なダイエットをすると、便秘になってしまい逆効果になることがあります。玄米でダイエットをすることにより、食物繊維が善玉菌を作るための餌となって、腸内環境を整えてくれます。便通がスムーズに行われることで、お腹の張りは改善し、スッキリとしたお腹周りを手に入れることができます。
④デトックス効果がある
便秘解消だけではなく、ミネラルやビタミンが代謝を良くし、老廃物や体に有害な物質を排出してくれるデトックス効果が期待できます。
納豆、キムチ、漬物、みそ汁などの発酵食品や、ごまをかけて食べると、より代謝を高めてくれる働きがありますよ。
玄米はいつどれぐらい食べるのが良い?
玄米は朝か昼に食べることで、最大限のダイエット効果を発揮してくれます。
夜は体重増加につながる恐れがあるので、日中の活動している時間帯に食べるのがベストです。
また、1日3杯を目安に毎日の食生活の中に取り入れていきましょう。
今まで精白米を食べていたところをいきなり玄米に切り替えると、胃腸の弱い人は下痢を起こしやすくなったりする場合もあります。
1日1食から徐々に切り替えをしていくのが、体に負担をかけない良い方法です。
もしくは、お粥やおじや、リゾットにする等、玄米自体に加水をしてとる方法もあります。
どんなに体に良いとされる玄米も、摂り過ぎは体によくありません。
糖質を過剰摂取することになり、糖尿病や肥満などの生活習慣病にかかりやすくなるリスクが増加してしまうのです。
まとめ
玄米は適量を毎日続けて食べることで、ダイエット効果を発揮し、体内から健康で美しいボディーを手に入れることができます。
大量に食べればよいものではなく、毎日コツコツ続けていくことが大切なのです。
初めは体に負担がかかる場合もありますが、徐々に体に玄米が浸透していくことで、便秘解消やデトックス効果を最大限に発揮してくれます。
発酵食品や乳製品等と一緒に食べれば、腸内環境を整える効果も抜群です。
今現在の食事が、10年後の未来の体を作ると言います。
健康的で若々しい体を維持するためには、今回紹介した玄米ダイエット法を取り入れるだけではなく、簡単な運動を始めることも重要です。
玄米を使って、将来を見据えた健康な体作りをスタートしていきましょう!